尿を作る腎臓について
腎臓は、尿を作る臓器であることは皆さんご存じのことと思います。頻尿の悩みを解決するために深く詳しく知る必要はありませんが、少しだけ腎臓のことについて勉強してみましょう。
腎臓はウエストの高さに脊髄をはさみ左右に2個ある臓器で、形はちょうど空豆のような形をしています。大きさは想像するより小さく、ちょうど握りこぶしほどの大きさです。腎臓は尿を作るためにある臓器ではあるのですが、元々血液の量を調整したり成分を調整したりするのが主な役割となります。そしてその結果として尿ができるというわけです。
腎臓には全部の血液の内の約1/4~1/5ほどが流れ込みます。1日の量にすると、なんと1.5トンもの量になります。前述したように腎臓は握りこぶしほどの大きさなのですが、この小さな臓器が大量の血液を24時間休みなしに一生懸命働いて処理しているのです。
1日約1.5トンもの血液をろ過処理しているとはいえ、当然のことながら尿は1日1.5トンもの量はでません。1日あたり1.5トンの量の血液から、腎臓は必要なブドウ糖やアミノ酸などの成分を再度吸収します。その後、水分や老廃物となったものが尿として体外へと排出されることになります。