頻尿は原因を知る事が大切ですね

我慢することができない切迫性尿失禁

切迫性尿失禁は、尿意を感じてトイレに行く前に我慢できず尿もれを起こしてしまいまう症状を指します。また、それだけではなく冷水を触ったり水の音を聞いただけでも、激しい尿意と共に尿もれが起こることがあります。本人にとっては非常に辛い症状を呈します。

 

洗面台の蛇口

 

排尿は大脳によってコントロールされており、正常な膀胱は排尿してよいという大脳の命令によって排尿に至りますが、この大脳のコントロールが上手くいっていないことが切迫性尿失禁という症状を起こします。

 

膀胱をほかのものにたとえるとゴム風船のようなもので、伸び縮みをする臓器です。畜尿するとふくらみ、排尿してよいという準備が整ってから縮んで尿をだすわけですが、切迫性尿失禁では準備ができる前に本人の意思とは裏腹に縮んでしまうのです。

 

切迫性尿失禁の原因としては、膀胱炎などの炎症で膀胱が過敏になってしまうためであったり、加齢による骨盤低筋肉の脆弱化などの非神経因性の原因のものと、脳神経の疾患が原因で大脳からの伝達が上手く伝わらない場合などの神経因性のものとに別れます。

 

また、若年層にも見られる切迫性尿失禁では、原因が不明のケースもあります。この場合、膀胱にも神経系にも異常はないのに、膀胱が過敏になってしまっていることが尿もれにつながってしまいます。

 

基本的に切迫性尿失禁は医師の診察、治療を受ける必要があります。炎症が原因であれば炎症を抑える治療が行われます。膀胱の過敏が残れば膀胱の緊張を緩める薬が処方されることとなります。

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