頻尿は原因を知る事が大切ですね

過活動膀胱に悩む人は多い

過活動膀胱という言葉はあまり聞きなれませんが、実は悩んでいらっしゃる方はとても多くいらっしゃいます。2002年の調査では、40歳以降の人口の12パーセント(男性・女性問わず)以上が過活動膀胱であることが分かっています。頻尿の原因がこの過活動膀胱であることがあります。

 

仲の良い夫婦

 

通常、膀胱には300cc~500ccほど尿をためることができます。人間はその時点でおしっこをしたいと感じ、トイレに行って、脳の指令により膀胱が収縮して排尿に至るわけですが、過活動膀胱は人間の意志とは関係なく膀胱が収縮してしまう症状です。

 

過活動膀胱の症状としては先に書いた頻尿が起こったり、我慢することができない尿意を突然感じる尿意切迫感が起こったりします。この症状がひどくなると、今度は排尿できる状態まで我慢できず、尿もれを起こす切迫性尿失禁を起こすことがあります。

 

そのほか、水の流れる音を聞いたり冷たい水を手で触ると排尿したくなったり、夜間頻尿が起こったりと様々な症状が生じることとなってしまいます。

 

過活動膀胱の原因は、加齢による骨盤低筋肉の脆弱化や下部尿路閉塞などの非神経因性のもの(8割以上がこちらの原因です)と、脳出血や脳梗塞などの神経因性のものとに分けられます。

 

更年期以降の女性の場合、頻尿より尿もれに悩んでいらっしゃる方が多いのですが、この場合も過活動膀胱が原因になることがあります。

 

更年期になって女性ホルモンが不足した結果、膀胱が過敏になってしまうことが尿もれや頻尿につながることがあります。

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