夜間頻尿とはどんな症状なのか
夜間頻尿とは、寝ている間に何度も起きてトイレに行くことで、病名ではなく症状を指す言葉です。就寝前にトイレを済ませておけば、通常は寝ている間にトイレが近くなることはほとんどありませんね。夜間頻尿であるか否かのはっきりとした定義はないようですが、寝ている間に2回以上トイレに起きると、夜間頻尿とされる場合が多いようです。
ただし、これは人それぞれ体質がちがいますから、人によって差があることと思います。ですので、めったにトイレに起きない方が頻繁にトイレに行くようになったとなれば、夜間頻尿と判断した方がよいようです。
また、就寝前に水分を多く摂れば、結果として当然尿量が増えますから、夜間にトイレに行くのは何の問題もありません。夜間頻尿だと思われる方は、なるべく就寝前に水分を摂らないことも頻尿の対策になります。
夜間頻尿になって困るのは、何度も目が覚めるわけですから十分な睡眠がとれなくなってしまうことや、寝ボケまなこでトイレに行くわけですから、思わぬ事故につながる心配があることなどです。必要な睡眠がとれないとなると、昼間に睡魔に襲われるようにもなる可能性もあります。結果として思わぬ弊害が起きないとは言い切れません。
加齢により起こる夜間頻尿は、年齢とともにトイレの回数が増えてきます。回数は段階的に増えていくようですから、何度もトイレに行く回数が増えてしまう前に、しっかりと改善へ向かう方向へ対策を打たなければ、生活の質に悪影響を及ぼすことになってしまいます。
夜間頻尿の多くは加齢によるものですが、呼吸器の疾患や循環器の疾患などが原因となっている場合もありますので、加齢によるものだけではないことに注意する必要があります。